神戸市垂水区の方へ参考事例【ハードウッド ウッドデッキ 施工事例】
■ 台形の庭にウッドデッキをつくりたい
■ 芝生が雑草だらけになっている
■ 錆びない水栓を設置したい
小さなお子様がお2人いらっしゃる、40代のご夫妻様からのご相談です。中古で住宅を購入されたのですが、お庭に芝生部分が2か所あり、どちらも雑草がたくさん生えて、芝生としての維持管理がとても大変でした。「どうにかしたい!」と、インターネットで色々と調べていた時に当店のホームページをご覧いただき、奥様よりご連絡いただきました。
こちらのお宅はアプローチから玄関へ向かう部分(リビング前)と、玄関奥(ソテツの木が生えている)の部分と、芝生が2か所あります。どちらも雑草がたくさん生えてしまっていました。また、1級女性建築士が写っているお写真を見ていただくと分かりますが、インターロッキングのアプローチの目地の部分からも雑草が生えています。お宅の玄関まで行くのに必ず通る道ですので、芝生部分と合わせて「草だらけだな・・・」という印象を与えてしまいます。
リビング前の芝生部分には、以前の持ち主様が購入された濡れ縁が3枚並べて置いてありました。微妙に高さも違い、また、ひとつひとつがしっかりと繋げてあるわけでもありませんので、足元が不安定でした。
防草施工をしたわけではありませんので、濡れ縁の下もその周りも雑草がたくさん生えていました。
このように、芝生が雑草に負けてしまって、一面草だらけになっています。路地庭にも雑草がたくさん生えています。
今回は、ご予算の関係もあり、リビング前の芝生部分のみウッドデッキを作成することになりましたので、ソテツの木がある芝生は、芝生用の除草剤やメンテナンス方法をご主人様にお伝えし、合わせて路地庭もどのように対策をすれば良いかのアドバイスをさせていただきました。
リビング前の芝生は建物とインターロッキングのアプローチが並行ではないため、お庭の形が台形になっています。当初、「なるべく低予算で」と、既製品の人工木のウッドデッキをお考えでしたが、人工木のウッドデッキは長方形ですので隙間が空いてしまいます。更には、人工木で作ると夏に光を受けてとても熱くなり、ウッドデッキ上で過ごすことが難しいということをお伝えしたところ、「やっぱり自然木を使用したウッドデッキに変更しよう!」と、ご決断いただきました。
人工木でのウッドデッキと違い、台形のお庭にピッタリ収まるウッドデッキになりますので、現在芝生になっている部分いっぱいいっぱいに、広々としたウッドデッキをつくることができます。もう草取りに悩むことのないお庭へ大変身させます!!
全ての下見を終え、下記のようなご提案をいたしました。
ウッドデッキは建物の窓の高さと合わせ、フラットな作りにします。ステップ(階段)は通常でしたら一部分にのみ設置しますが、当店はL字型のように、長いステップを設置します。こうすることで、バーベキューやホームパーティーの際には、このステップ部分が椅子の役割となり、テーブルセットの人数以上にたくさんの方が楽に過ごしていただけます。
ステップをつけることで幕板の代わりになりますので、ウッドデッキの内部に小動物等が入り込む心配もありません。
また、奥様のご希望で、玄関脇にある古い水栓を撤去し、お庭の角にシャワー水栓を設置します。夏にはお子様がプールをしたり、奥様が庭木に水やりをできるように、ホースを取り付けられるようにします。
インターロッキングのアプローチの目地部分の雑草も、環境に優しい除草剤ですべて除去します。
施工が始まりました! 芝部分の草を全て除去し、地面に転圧をかけて平らにした後、防草シートを張ります。当店が使用している防草シートは、公共工事でも使用されるプロ仕様のシートです。太陽の光を地面に通さず、雑草対策がバッチリです。
その上にモルタルで高さを調整し、束石を並べて基礎の床組みをし、床材を張っていきます。ステップ部分の束石はレンガで代用します。メインの部分に比べ全体的な圧があまりかからない上に、仕上がり時に外側から少し見える位置になりますので、レンガのほうが、よりデザイン性のある仕上がりになります。
お庭の形が台形ですので、その形に合わせてステップの一番上の段を調整します。ウッドデッキ作成時に、板の長さの調整は当然多々ありますが、このように三角形の部分を張っていくことはとても難しく、技術が必要です。アプローチとの間に隙間ができないよう、丁寧に施工します。
玄関のすぐ横にある古い水栓を作り変えたいとのご希望でしたので撤去し、別の場所にステンレス製のシャワー水栓を取り付けました。錆びない耐久性のある水栓になりました。
水栓の足元はこのようになっています。草だらけだった花壇にシャワー水栓を埋め込み再利用しました。お子様が夏にプール遊びをされた後や、泥遊びをされた後に、すぐにここで手・足やからだを洗い、ある程度汚れを落としてから、ウッドデッキの上でタオルで拭いて・・・という流れでお宅へ入ることができます。
また、奥様が庭木や草花への水やりにも使用しやすいように、ホースが取り付けられる部分もあります。ホースを繋ぎっぱなしにできて、とても便利です。
ウッドデッキが完成しました! 台形のお庭にだとは思えないような、綺麗な仕上がりです。
今回使用した材木は、イタウバというハードウッドです。ほとんどのハードウッド材は”ささくれ”があるため、素足で歩くのには適していません。しかし今回使用したイタウバという素材は、油分が多く木肌が滑らか、そして”ささくれ”も無いため、裸足で歩いても気持ちの良い仕上がりになります。せっかくのご自宅のウッドデッキですので、室内履きのスリッパのままであったり、素足のまま「外に出たい!」ということもあるでしょう。イタウバだとそれが実現可能なのです。
イタウバは熱帯地域の艀(はしけ)など、常に水に濡れるような場所に使用されても30年程度長持ちすると言われています。日本でしたら30年以上、ノーメンテナンスで大丈夫ですので、人工木のウッドデッキよりも初期費用はかかりますが、長い目で見ると、トータル的にあまり大差はないのではないかと思います。
植込み部分は「自分で自由にしたい」というお客様からのご要望で、そのままにしています。
ビフォアーアフターです。濡れ縁3枚が並び、雑草だらけになってしまった芝生にお困りでしたが、このようにウッドデッキで草取りの必要ないお庭になりました!
台形のお庭にぴったり収まるウッドデッキが完成しました! インターロッキングのアプローチの目地から出てきていた雑草も処理したことで、とても綺麗になりました。
ご主人様には「2か所の芝生の手入れがとても大変で、休みの日に1日中草取りに追われることもあったけれど、これで少し楽をさせてもらえそうです。仕上がったウッドデッキを見て、触ってみて、人工木にしなくて良かったと強く思いました。夏場もしっかり活用したいと思います!」とお喜びいただきました。
奥様には「思った通りの仕上がりに、とっても満足しています! 夏にお友達を呼んで、子ども達にプール遊びをさせたり、ウッドデッキに座ってアイスを食べさせたり・・・夢が膨らみます!」とお喜びいただきました。
お庭を眺めて「あぁ・・・雑草をどうにかしたい!」と考えている方の中には、ご予算の心配をされている方も多いと思います。しかし、「理想はこんなお庭!」とお話いただきましたら、ご予算内でできる様々なアイデアを、お客様に合った最善の施工プランをご提案いたします。
お見積り・ご相談は無料でお受けいたします。お客様の「理想のお庭ライフ」の実現を、グリーンパトロール神戸のスタッフ一同、お手伝いさせていただけたら幸いです。